有村架純さん主演の映画『ビリギャル』が5月1日から公開されました。
”ビリギャル”とは、学年でビリだったギャルが1人の塾講師と出会い、1年間で偏差値を40も上げて、慶応義塾大学に合格した奇跡のサクセスストーリーです。
塾講師である坪田信貴先生が書いたビリギャルの原作『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40 上げて慶應大学に現役合格した話』(実話)は65万部を超える大ベストセラーになっています。
ところがね、そんなビリギャルは単なる”ビリ”ではなかったのよ。
ビリギャルは中学受験をし、愛知県の有名な私立中高一貫校であるお嬢様学校に通っていたの。
つまり、あくまでも”進学校でビリ”なだけだであり、「小学4年生の学力のギャル」と言い切れないのよね。
さて、非公開の愛知県の有名な私立中高一貫校であるお嬢様学校とはどの学校なのでしょうか?
中2までは、ソフトテニス部(=軟式テニス)で毎日真っ黒になるまで練習、遊ぶ時間もない。
私が気になったのは、「ソフトテニス部?」「毎日真っ黒になるまで練習?」
愛知県のほとんどの私立中学校はソフトテニス(軟式テニス)部はなく、硬式テニス部ですし、毎日練習してる=ソフトテニスの強豪校といえば
愛知淑徳大学が、県内ではすごく有名です。
また、彼女の通っていた坪田塾は愛知淑徳中学の最寄り駅「星ヶ丘」にあります。
紹介されて塾に行ったともありますので、おそらく、淑徳の生徒を顧客とした塾だったのではないでしょうか?
ネットでは金城学院中学ではないかとも言われていますが、愛知淑徳中学だと思います。
愛知県で育った私、愛知淑徳中学校といえば、憧れの学校です。
制服が一般的な紺色じゃなくて、群青色なんですよね。で、セーラー服の襟の線が後ろで切れてて。。。
夏服への衣替えのころには、行く上り坂を歩いて通学する生徒が必ず新聞にのるんですよね~(坂の上に学校がある)
学校を非公開にしているのは、進学校だからだな。
でもまぁ、嘘はついてないんだぜ!ビリってことも偏差値も。
腑に落ちないけどな!豚野郎!
受験テクニックや特技を生かした受験方法も、合格できた要因でもあります。
慶應大学に狙いを定めたこと。実は、彼女が合格した慶應大学SFCの総合政策学部の受験科目は、英語(あるいは数学)と小論文の2科目。また、受験には落ちたが本命だった文学部も、英語(外国語)と小論文と日本史(あるいは世界史)で、歴史科目の配点の比重は少ない。つまり、ほぼ英語と小論文しか必要のない学部なのです。
しかも小論文は、最初から得意だったらしい。
「実は小論文に関しては、さやかちゃんはなぜか最初からセンスがありました。お話の中に入り込んで、怒ったり、感動したりするセンスがあったからです。そしてなぜか(?)字がきれいなのも好印象でした」
最初からセンスがあった。つまり、ビリギャルには小論文に必要な読解力や論理的思考力、文章力がもともと備わっていたということ。
となると、英語にしぼって勉強すればよかったのです。
高2夏の段階から慶應に狙いを定め他科目を捨て、1年半で英語1科目だけにしぼって偏差値を上げるというのは、そこまで難しい話ではないのではないでしょうか(事実、ビリギャルの母親は受験に関係ない学校の授業では娘の居眠りを許容しろと学校に直談判までしている)。
ただ塾は、公教育でも慈善事業でもないわけで、通うのは、もちろんタダじゃない。当然お金がかかります。
「彼女が高校3年生に上がろうとする頃のことでした。そこで、僕は、無制限コースという、日曜を除けば塾へ毎日来られる学習コースを、さやかちゃんに勧めます。ただ、それには当時の塾に、百数十万円というまとまったお金を前払いしてもらう必要がありました」
百数十万円! いくら毎日通えるといっても、相当な高額だ。中学から私立に通わせたうえ、塾に百数十万円ぽーんと払える家庭など、そう多くはないでしょう。
私も一児の母として、映画を観に行きたいわ。
親も勉強になるし、子どももやる気になれる内容らしいわよ。